
モルモットにビタミンは必要?不足するとどうなる?
モルモットはどのようにビタミンを摂取する?
モルモットのビタミン補給におすすめの商品とは?
こんなモルモットのビタミン摂取に関する疑問についてご紹介いたします。
モルモットにビタミンは必要?不足するとどうなる?
犬も猫もウサギも自分でビタミンCを作り出すことができますが、モルモットはそれができません。
遺伝子のどこかでその能力を失ってしまったからです。
ですから、毎日必ず外からビタミンCを取り入れなければ、命に関わる病気になってしまいます。
なぜモルモットだけがビタミンCを作れないのか
モルモットは南米アンデス山脈の高原に住むテンジクネズミの仲間です。
もともとは高地で青草や草の根、木の皮などを食べていました。
そこには一年中新鮮な植物が豊富にあり、ビタミンCがたっぷり含まれていました。
自然界では不足することなどほとんどなかったのです。
だからこそ、進化の途中で「自分で作る必要がない」と体が判断し、その機能を捨ててしまったと考えられています。
しかし、ペットとして人間と暮らすようになると、状況は一変します。
自然の草が毎日食べられる環境はほぼなく、代わりに乾燥したペレットや限られた野菜を与えられることが多くなります。
その結果、ビタミンC不足が起きやすくなったのです。
1日に必要なビタミンCの量はどれくらいか
健康な成体モルモットで体重1kgあたり約20〜30mg必要だと言われています。
妊娠中や成長期の子モルモット、病気中や高齢の個体では50mg以上になることも珍しくありません。
人間の成人が1日100mg程度を目安にしていることを考えると、かなり多い量だとわかります。
体重比で言えば、人間の10倍以上を必要としている計算になります。
不足してから症状が出るまでの期間
ビタミンCが完全に欠乏してから、はっきりした症状が出るまではおよそ2〜4週間です。
最初は「なんとなく元気がない」「ご飯を残すようになった」「毛がパサついてきた」といった小さな変化しか見られません。
飼い主が気づく頃には、すでに体の中でかなり深刻なダメージが進行していることが多いのです。
壊血病の進行と現れる症状
ビタミンCが不足すると、コラーゲンという体を支える大切なたんぱく質がうまく作れなくなります。
その結果、血管がもろくなり、歯茎や関節、皮膚の下で出血が起こります。
最初に目立つのは歯の問題です。
歯茎が腫れて出血し、歯がぐらついてきます。
痛みのために食事が取れなくなり、急激に痩せてしまいます。
次に関節が腫れ、歩くたびに痛がるようになります。
後ろ足を引きずったり、ジャンプを嫌がったり、触られるのを極端に嫌がるようになります。
さらに進むと、皮膚の下や筋肉内で内出血が起こり、青あざのような跡が見られるようになります。
下痢や血便、鼻血が出る子もいます。
免疫力が極端に落ちるため、肺炎や膀胱炎などの二次感染を起こしやすくなり、最悪の場合は突然死に至ることもあります。
一度壊血病になると後遺症が残りやすい
残念ながら、壊血病は一度重症化すると完全に元に戻すのは難しい病気です。
歯が欠けてしまったり、関節が変形してしまったり、慢性的な痛みが残ったりします。
早期に発見してビタミンCを大量に与えれば回復の見込みはありますが、症状が出てからでは手遅れになるケースも少なくありません。
だからこそ、「不足してから対処する」のではなく、「不足しないように常に気を配る」ことが何よりも大切なのです。
毎日確実にビタミンCが摂れているかどうかが、モルモットの命と健康を左右するといっても過言ではありません。
モルモットはどのようにビタミンを摂取する?
モルモットがビタミンCを摂る方法は、大きく分けて三つの道があります。
どれも一長一短があるため、多くの飼い主さんがこれらを組み合わせながら日々の管理をしています。
新鮮な野菜と果物から摂る
一番自然に近い形です。
赤や黄のパプリカ、ブロッコリーの茎、ピーマン、チンゲンサイ、小松菜、パセリ、キウイ、イチゴなどが特にビタミンCを多く含みます。
特にパプリカは100gあたり150〜200mgと突出して多いため、少量でも効果が大きい野菜です。
ただし野菜だけでは安定して必要量を確保するのが難しいのも事実です。
季節によって含有量が変わりますし、モルモットがその日によって食べる量も大きく変動します。
好き嫌いがある子だと、ビタミンCが多い野菜を残してしまうこともよくあります。
また、野菜に含まれるビタミンCは水溶性で、切ってから時間が経つとどんどん減ってしまいます。
切ってから30分もすれば半分近くが失われることもあるため、与える直前に切ってすぐに食べさせるのが理想です。
ペレット(専用フード)から摂る
最近のモルモット専用ペレットには、ほとんどがビタミンCが強化配合されています。
1kgあたり1000〜3000mg程度含まれている製品が多く、1日に食べるペレットの量から計算すると理論上は必要量を満たすものもあります。
しかしここに大きな落とし穴があります。
ビタミンCは非常に酸化しやすい性質を持っていて、製造から時間が経つほど失われていきます。
袋を開封して空気に触れると、さらに急激に減っていきます。
開封後3ヶ月も経つと、表示量の半分以下になっていることも珍しくありません。
高温多湿の環境ではもっと早く減ります。
古くなったペレットに頼りすぎると見た目は普通に食べていても実は深刻な不足状態になっているケースがよく見られます。
サプリメントを使う
確実に量を管理したいときに最も頼りになる方法です。
モルモット用のビタミンCサプリメントには、錠剤、粉末、液体などさまざまな形があります。
錠剤タイプはチモシーを固めたものにビタミンCを混ぜてあり、おやつ感覚で食べてくれる子が多いです。
1日に必要な量が1〜2錠と決まっているため、計算がとても楽です。
液体タイプは水に混ぜて飲ませるか、直接口にスポイトで入れる方法です。
水に混ぜると飲水量によって摂取量が変わるため、確実性を求めるなら直接口に入れる方が確実です。
味がついていない製品を選ぶと、嫌がる子が少ないです。
粉末タイプはごはんや野菜にふりかけて与えます。
水に溶かしてシリンジで与えることもでき、壊血病の治療のときにもよく使われます。
実際の飼い主さんが選んでいる組み合わせ方
多くの場合、ベースは「ビタミンC配合の新しいペレット」にして、そこに「毎日新鮮な野菜」を加えます。
それでも不安が残る場合や、食欲が落ちているとき、妊娠中や成長期の子には、さらに「サプリメント」を追加します。
この三本柱をうまく組み合わせることで、季節や体調に関係なく安定したビタミンC摂取が可能になります。
どの方法を選ぶにしても、毎日確実に摂れているかどうかを意識し続けることが、モルモットを長く健康に保つための鍵になります。
モルモットのビタミン補給におすすめの商品とは?
モルモットは体内でビタミンCを合成できないため、欠乏症を防ぐために日常的に補給が必要です。
主食のペレットにビタミンCが含まれていても、劣化しやすいのでサプリメントを活用するのがおすすめです。
メディマル モルモットC (ビタミンC)
粉末タイプのビタミンCサプリで、モルモット専用の栄養補助食品として設計されています。
1回に小さじ1/4杯(約0.5g)を飲水に溶かして与えるだけなので、手軽に毎日摂取可能。
安定性の高いL-アスコルビン酸を使用し、1日あたり体重1kgにつき15-20mgのビタミンCを効率的に補給できます。
食欲不振のモルモットや妊娠中の母モルモットに特に適しており、レビューでは「水に溶けやすく、飲む量が増えた」と好評。
初心者でもストレスなく与えられるのが魅力です。
三晃商会 ビタミンCサプリ
タブレット状のサプリで、モルモットが喜んで食べるよう果糖を加えて酸味を抑えています。
1日1-2粒を直接与えたり、ペレットに混ぜてOKです。
ビタミンC含有量が高く(1粒あたり約50mg)、長期保存に強い安定型なので、日常補給にぴったりです。
レビューでは、「モルモットが夢中で食べる」「毛並みがツヤツヤになった」との声多数。
シニアモルモットやストレス時の追加補給に最適です。
おやつにプラス ビタミンC
おやつ感覚で与えられるスティックタイプのビタミンC強化フードで、モルモットだけでなくうさぎやチンチラにも対応可能です。
1日1本をそのまま与えるだけで、ビタミンCを楽しく補給できます。
野菜風味で嗜好性が高く、ビタミンC以外に食物繊維も含むため、腸内環境の改善にも役立ちます。
レビューでは「拒否せず食べてくれる」「手軽でおやつ代わりになる」と支持されています。
日常のルーチンに取り入れやすく、ビタミンC欠乏の予防に効果的で少量パックから試しやすいのがポイントです。
これらの商品は、モルモットの必要量(体重1kgあたり15-30mg/日)を基準に選んでいます。
野菜(ブロッコリーやピーマン)との併用でバランスよく補給しましょう。